第76回 山川みなと祭り

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観覧記
日時6月6日
場所鹿児島県指宿市山川町

高速千円を利用して、昨年は諦めた指宿山川へ向かった。鹿児島に住んでいたときに何度かでかけたことがあるので大体の地理は把握している。今回はやや早めの四時半に現着。こんな時間に会場にいるのは準備中の露店商、岸壁で釣りをする人々、そして煙火業者 で花火を待つ人はいなかった。岸壁から打ち揚げ場所を確認すると、以前と大きな変化は無く、奥にワイドに揚げると思われる筒群、右に大玉と小玉単発と連発用の筒群が確認できた。今回は前回と同じではつまらないので、メイン会場から魚市場を挟んだ北側に場所を確保。それからは海を眺めながら時間がくるのを待つ。風がそこそこあり海の香りが心を穏やかにしてくれる。周囲の釣り人達はイ カを狙っているようで足元でアジを釣りそれをえさにしてイカを釣っていた。ただ見てる間に連れた人は皆無だった。開始時間20分前くらいから徐々に人が集まる。こんなにのんびりしてるのも田舎ならではだろう。薩摩半島南部は鹿児島市近辺に比べると訛りがきつく、周囲の人の会話は外国語のように聞こえる。
定刻通りに開始の雷鳴から始まる。雷の次はいきなりワイド小型煙火、そして三ヶ所からのワイド打ち。最初から飛ばしますなー。今回くらいの規模の大会のオープニングとしてはかなり豪華な部類だ。最後の一斉打ちが左から金銀銀。なんで左だけ金?このなぞは最後にとける。
途中は単発と連発を繰り返し、たまにワイド打ちのパートがはいった。小玉は以前に比べると丸く開く玉が増え、単発でもそれなりに楽しめるようになっていた。大玉は千輪が2発ありよかったが、その他は何かイマイチな玉が多かった。後半に一発だけ多重芯ものと思われる玉があったが、それは崩壊玉になってしまいもったいなかった。打ち揚げ時間は30分だったがなかなか濃い打ち揚げで感覚では30分よりは長く感じた。最近は予算が厳しいのに時間は1時間などと無理をしているイベントもあるが、予算に応じて通常より時間を短くする決断も必要なのか。それにより濃い内容の打ち揚げができると思う。フィナーレは三ヶ所からの錦。打ち揚げ密度はそれほど高くないがゆったりと開く玉が空を錦に染めていく。ある程度打ち揚げてから一呼吸置いて大玉を揚げてそれから一斉打ちで終わる。これもいつも通りで撮るのも対応しやすい。ここでの一斉打ちは銀金金。オープニングと同じ位置が違ってる。演出かはたまた配線の接続ミスか。
なにはともあれ、今回ははるばるきてよかったなと思わせる内容だった。願わくば、大玉にもう少し力をいれてもらえるともっと楽しめると思う

   
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